1858年ベルナデッタ14歳の時、洞窟で「聖母」を見ました。その時、他に3人の子供たちがいました。
聖母は「泉に行って水を飲み、顔を洗いなさい」と彼女たちに告げました。
お告げの通り、洞窟に岩の下へ行くと、泥水が沸いていて、それを見ると、あっと言う間に清水になり飲めるようになりました。
その後もこの発見された泉の水によって不治の病が治癒する奇跡が続々と起こりました。
ベルナデッタは元々口数も少ない少女でしたが、信仰が深く、嘘をつくことができなかったといいます。
聖母の話をすると、周りの人たちは、子供のいうことだと思って信じませんでした。
何度も聖母は彼女たちの前に現れ、様々なお告げを残しています。
彼女たちの話す内容が、あまりにも詳細なので、周りは信じるようになったといいます。
ベルナデッタは大人になり、スール・マリー・ベルナールという名前で誓願し、修道女になりました。
幾つかの大変辛い病気を抱えながらも、看護婦として生き、35歳で亡くなりました。
死後30年たった遺体が、死んだかのような美しい状態で発見され、死後40年目には、二人の医師が鑑定を行いましたが、遺体は損傷がなく、無臭で完璧な状態でした。
3回目、掘り起こされたのは、死後46年目。
遺体は、腐敗なく、分解の形跡はまったく見られないことが分かりました。
1974年に、当時のローマ教皇、ピウス12世によって列聖。ベルナデッタは聖女、聖人となりました。
現在、遺体はヌベール修道院に安置されています。