グランディングとは、肉体と精神と意識のすべてを、今、この瞬間に全体でいるということです。
大地に根を下ろすとか、碇を下ろす、アンカリングするとも言います。
血に足をつけるとは、このことで、自分の人生を見据え、ぼーっと通りすぎさせたりせず、ふわふわさせず、しっかりと人生のすべての瞬間に立会い、自分の人生を全うするぞという決意のようなものでもあります。
実際にグランディングのエネルギーはどうなっているかと言うと、第1チャクラから真っ直ぐ大地に向かって伸びるエネルギーの線として現れます。
大地から地球の中心軸へと延びるグランディングのエネルギーの役割は、身体をしっかりと、精神体や魂を含めたエネルギーと繫ぎ、土地や部屋などのエネルギーと繋げます。
その土地に根づくという言葉がありますが、まさにこのことで、グランディングは、土地のエネルギーと自分自身のエネルギーをしっかり交流させ、エネルギーを合わせていきます。
国や地域によってその土地に流れている波動のようなエネルギーの振動が違うため、長い間生活していた場所から離れて引越しをしなければならない時は、自分のエネルギーが新しい土地と交じり合うまでに時間がかかり、どうしても馴染めないなんてことになってしまいます。
旅行も同じで、旅行に行くといつも熱を出すとか、体調がおかしくなるなどは、肉体が新しい場所のエネルギーに衝撃を受けてしまう、又はあまりにも違いすぎることで、調整が間に合わない時に起こります。
精神も同じで、精神体や感情体は、新しい土地のエネルギーに触れると、今までの自分のエネルギーを新しいエネルギーと交流させます。
特に前世などで、自分の縁あるゆかりの土地などに行けば、色々な才能が開花したり、記憶が呼び戻されたりして、その時代に生きたエッセンスや感情を再び思い出すことができます。
逆にひどい虐待を受けたような転生の記憶の場所に行くと、具合が悪くなったり、感情が揺れ動いて、鬱や怒り、悲しみなどが出て、自分でも驚くような感情に見舞われることがあるかもしれません。
グランディングのエネルギーは、電気のアース線のような働きもしますので、ネガティブなエネルギーがあれば、グランディングを通して、大地へエネルギーを返し、純粋なエネルギーに返還されて帰ってきます。
そしてこれが自分であると宣言するようなもので、自尊心が高まり、自信がみなぎってきます。
グランディングをしていれば、他人の評価や言葉に左右されず、自分の中心軸が揺さぶられることがないので、精神が安定してきます。
ちょっとやそっとでは、動かない感じを受けるので、他人から粗末に扱われることがなくなります。
この瞬間に自分が全部ある。
これが私である。
私は私以外の何者でもなく、私を生きている。
このような感じになります。