チャクラとは

チャクラとは、物質的な身体は複数のナディとチャクラでできていると言われています。

チャクラは身体を縦に貫く中央官脈に沿って存在し、気の出入り口になっています。

回る車輪といわれるように、身体の前方は500円玉くらいの大きさで、身体を筒抜けるように円錐形になっていて、身体の後ろ側からも出入りします。通常、状態に合わせて開いたり閉じたりしています。

 

14400個の光体が生後一年かけて各チャクラに配置され完全に機能していきます。

 

チャクラがないと人は生きることができず、気を取り入れたり、出したりすることができなくなります。

 

チャクラをツボとも言います。

 

第1チャクラ

ムーラーダーラ・チャクラ(mūlādhāra-cakra)と呼ばれ、脊柱の基底にあたる会陰(肛門と性器の間)にあります。

「ムーラ・アーダーラ」とは「根を支えるもの」の意味を持ちます。

男性は尾てい骨、女性は会陰にあります。

 

ヨーガの伝統的なチャクラでは、赤の四花弁を持っています。

地の元素を表象する黄色い四角形とヨーニ(女性器)を象徴する逆三角形が描かれ

三角形の中には蛇の姿をした女神クンダリニーが眠っています。

 

腎臓、副腎、腸、骨格に対応しているチャクラで、このチャクラの開閉は生命力、パワー、情熱に関係してきます。

 

 

 

第2チャクラ

スワーディシュターナ・チャクラ(svādhişţhāna-cakra)と呼ばれ、臍から指3本下あたりにあります。

「スヴァ・アディシュターナ」は「自らの住処」を意味します。

セクシュアリティや感情のセンターと言われています。

朱の六花弁を有し、水の元素のシンボルである三日月が描かれています。

 

生殖器や膀胱に対応しているチャクラです。感受性や情緒のバランス、物欲、性に関係しています。

 

第3チャクラ

マニプーラ・チャクラ(maņipūra-cakra)と呼ばれ、みぞおちの場所です。

青い10葉の花弁をもち、火の元素を表す赤い三角形があります。

 

胃・肝臓・胆嚢・膵臓・脾臓・消化器に対応しているチャクラです。

自信、不安、エゴ、個性、理性に関係しています。

 

第4のチャクラ

アナーハタ・チャクラ(anāhata-cakra)と呼ばれ、胸にあります。

12葉の金色の花弁をもつ赤い蓮華として描かれ、中に六芒星がある。風の元素に関係します。

心臓、肺、循環器に対応しているチャクラです。

慈愛、希望、信頼、喜怒哀楽の感情に関係しています。

 

第5のチャクラ

ヴィシュッダ・チャクラ(viśhuddha-cakra)と呼ばれ喉の基底部に位置しています。

くすんだ紫色をした16の花弁をもち、虚空(アーカーシャ)の元素と関係があります。

「ヴィシュッダ・チャクラ」は「清浄なる輪」を意味しています。

喉、甲状腺、副甲状腺、気管支に対応しているチャクラです。意志、知識、創造性、判断力に関係しています。

 

第6のチャクラ

アージュニャー・チャクラ(ājñā-cakra)と呼ばれ、眉間の少し上でおでこの中心にあります。

 

インド人はこの部位にビンディをつけます。

2枚の花弁の白い蓮華の形に描かれ「アージュニャー」は「教令、教勅」を意味します。

「第3の目」と言われる場所です。

目、神経系、直感、感覚、知恵に対応しており、知性・精神の成熟に関係しています。

 

第7のチャクラ

サハスラーラ(sahasrāra)と呼ばれ、頭頂にあります。

 

sahasra は「千」、ara は「輻」〔や〕で、千の花弁の蓮華(千葉蓮華)で表象されクラウンチャクラとも言われます。

一説に千手観音の千手千眼はこのチャクラのことです。

他の6チャクラとは異なり身体次元を超越しています。

 

百会(頭の頂点)にあります。脳、霊性、直感、宇宙意識に対応しています。

宇宙・神との一体感、超能力に関係しています。