カバラとは(生命の樹)とは

カバラはユダヤ教のメシア論の神秘主義思想で、仏教や密教と関わりがあると一部では言われます。

神から伝授されたもの、師から弟子へ口伝という形で伝えられていきました。

カバラは2つの種類があり、1つはユダヤカバラであり、もう一つはクリスチャンカバラです。

クリスチャンカバラはカバラをキリスト教に応用するため考えられたもので、西洋の魔術者たちは

生命の樹を使っていきました。

 

 

セフィロトの樹は、神秘思想のカバラにおいてさまざまな解釈がなされ

特に黄金の夜明け団では生命の樹をタロットカードと結びつけての研究が行われていました。

10個のセフィラと22個の小径(パス)を体系化した図も同じく「生命の樹」です。

 

アインとアイン・ソフとアイン・ソフ・オウル

  • アインは無で0
  • アイン・ソフは無限で00
  • アイン・ソフ・オウルは無限光で000

アイン・ソフ・アウルと表記されます。

 

アインからアイン・ソフが生じ、アイン・ソフからアイン・ソフ・オウルが生じます。

 

第1 セフィラ 思考や創造を司る。

数字は1、色は白、宝石はダイアモンドを象徴する。

惑星は海王星を象徴し、王の横顔で表される。

神名はエヘイエー。

守護天使はメタトロン。

同時に最後の剣として称されるマルクトと通じ合っている。

ケテル(keter、王冠と訳される)

 

第2 セフィラ 

数字は2、色は灰色、宝石はトルコ石を象徴する。

惑星は天王星を象徴し、至高の父と呼ばれ、男性原理を象徴する。

神名はヨッド。

守護天使はラツィエル。

コクマー(Chokhma、知恵と訳される)

 

第3 セフィラ

数字は3、色は黒、宝石は真珠、金属は鉛、惑星は土星を象徴する。

至高の母と呼ばれ、女性原理を象徴する。成熟した女性で表される。

神名はエロヒム。

守護天使はザフキエル。

ビナー(Binah、理解と訳される)

 

 

第4 セフィラ

数字は4、色は青、金属は錫、図形は正四面体、宝石はサファイア、

神名はエル

守護天使はザドキエル。

ケセド(Chesed、慈悲と訳される)

 

 

第5 セフィラ

数字は5、色は赤、図形は五角形、金属は鉄、宝石はルビー、

神名はエロヒム・ギボール。守護天使はカマエル。

ゲブラー(Geburah、峻厳と訳される)

 

第6 セフィラ

生命の樹の中心に位置している。

数字は6、色は黄、金属は金、惑星は太陽(太陽も惑星と見なす)を象徴する。

神名はエロハ。

守護天使はミカエル。

ティファレト(Tiphereth、美と訳される)

 

第7 セフィラ

数字は7、色は緑、金属は銅、宝石はエメラルド、惑星は金星を象徴する。

全裸の女性で表される。

神名はアドナイ・ツァバオト。

守護天使はハニエル。

ネツァク(Netzach、勝利と訳される)

 

第8 セフィラ

数字は8、色は橙色、金属は水銀、惑星は水星を象徴する。

神名はエロヒム・ツァバオト。

守護天使はラファエル。

イェソド(Yesode、基礎と訳される)

 ホド(Hod、栄光と訳される)

 

第9 セフィラ

アストラル界を表す。

数字は9、色は紫、金属は銀、惑星は月(月も惑星と見なす)を象徴する。

裸の男性で表される。

神名はシャダイ・エル・カイ。

守護天使はガブリエル。

イェソド(Yesode、基礎と訳される)

 

第10 セフィラ

物質的世界を表す。

数字は10、色はレモン色・オリーブ色・小豆色・黒の四色、宝石は水晶、惑星は地球を象徴する。

王座に座った若い女性で表される。

神名はアドナイ・メレク。

守護天使はサンダルフォンとされるが、シェキナ(メタトロンと対をなす神の女性的顕現)であるとする意見もある。

マルクト(Malkuth、王国と訳される)

 

隠れたセフィラ。

ダートと表記されることもある。

数字は00/11 、色は銀, 惑星は天王星を象徴し、知識と訳される。

他のセフィラとは次元が異なる。

ダアトは生命の樹の深淵の上に存在する。

他のセフィラの完全体・共有体という説もある。

隠された意味は悟り、気づき、神が普遍的な物に隠し賢い者は試練として見つけようとした「神の真意」という意味。神名はアドナイ・エロヒム。

守護天使は ウリエル。

ダアト(Daath、知識と訳される)